2018.10.05 ブログ

『それぞれの9.11』

こんにちは、少人数制マンツーマン個別指導のパソコン駆け込み寺♪
「パソコン駆け込み寺岡山下中野教室」の田邉恭子です。

1ヶ月ほど、前になり今更ですが……
「パソコン駆け込み寺岡山下中野教室は9月11日で、9周年を迎えました」

まずは、教室へ来てくださっている生徒様、下中野教室へ以前通ってくださり、現在はご卒業された生徒様
そして教室に関わる全ての方々。皆様のお陰でこうして9周年を無事に迎えることが出来ました。
大変有難うございます。
パソコン駆け込み寺岡山下中野教室は、これからも皆様にご満足していただけるよう、
顧客満足度100％を目指して、皆様に喜んでいただけるような教室作りをして行きたいと思っています。
これからも、変わらぬご愛顧のほど、何卒宜しくお願い致します。

2001年9月11日
「アメリカ同時多発テロ事件」で尊い多くの方の命が犠牲となった日です。
あれから17年世界のあちこちで今だテロ事件がなくなることなく続いています。
決して忘れてはいけない出来事だと私は思っています。忘れずに思い続けることが、犠牲になられた方の
供養になればと考えています。

今日のブログは、私の父の話を少し書きたいと思います。

今から9年前の2009年9月11日は「パソコン駆け込み寺岡山下中野教室がスタートを切った日」
そしてもう一つ私にとって「忘れられない日」……

1991年9月11日、その日父親の亡くなった「命日」となります。

私の父親は3人兄弟の長男として、大分県に生まれました。
祖母の話によると、父親はとても親兄弟思いの人だったと、祖母が話していたのを記憶しています。
病気がちだった祖母が寝込むと、学校に通っていた父が朝起きてご飯を炊いて
下の兄弟の面倒を見ていたそうです。（祖母の話より）

そんな父は母と結婚してからも、とても優しかったそうです。（母の話より）
私が物心ついたころの記憶をたどると、やはりそれは小学生の頃です。

毎朝起きると父は熱いタオルを絞り、その熱いタオルで毎朝顔を拭いてくれとても気持が良かった事。
また、耳かきと言えばやはり父、爪切りと言えばこれも父。
縁側に座って手の爪から、足の爪まで切ってくれていました。
その当時はこんな言葉はなかったですが、今で言う「イクメンパパ」ですね。

共働きだった父と母、朝　母が疲れて起きれない時は、父がご飯を炊いていた事…
仕事から帰った母の夕食づくりを手伝っていた父の姿…
一緒に上げた天ぷら…
休日にやったバレーボール…
いくつもの光景が私の胸の中に浮かんできます。

お風呂ももちろん、電気やガスでもなく「気をくべて焚くお風呂」
お風呂に入ると「湯加減はどげーね」(湯加減はいい？)父　「いいごたるよ」(いいよ)と私。
そんな光景が、今でも思い出されます。

そんな父が病気になったのは私が高校生の時でした。
父は体調が悪く検査入院したのですがすでに、1ケ月も持たないと余命宣告を受けていたそうです。
それを亡くなってから知った私。
そうとも知らず、父は元気になって帰ってくると信じていたのです。

最後にその年の8月中旬に大分市内の病院にお見舞いに行きました。
その時、売店でオロナミンCを買い父のいる病室へお見舞いに行きました。

オロナミンCの蓋を開けて父に手渡しすると少し口をつけ、瓶の中を覗き込むと
「お母さんやったら、あとこれぐらいしか残っちょらんち、言うんやろうね」と笑っていました。
それを聞いて私も笑いました。今思えば、それが精一杯の父の気遣いだったのだと思います。
この時はまさか父と最後の会話になるとは思っていませんでした。