2023.08.31 office

『未来を拓くデジタルスキル向上：30代・40代女性へのアドバイス』

皆さんこんにちは。
まだまだ全国的には、なかなか秋の気配が見えないですね。
さて、本日のBLOGは最近では”スキル社会”という言葉が当たり前のように皆さんの感覚の中にも植え付けられてきたような気がします。
現代社会ではデジタルスキルがますます重要になっていますが、中にはパソコンを使えていない30代・40代の女性がまだまだ多く居られます。
(教室を運営しているものとして実体験をもとに書き綴っています。個人的な見解なのでご理解の程宜しくお願い致します)
　

「会社では使ってはいるが、決まったシステム入力だけしかできない…」
「元々あるExcelデータに、少し入力する程度のみ…」
「Wordが良く分からないから、Excelでビジネス文章も全てExcelで作成している…」
「殆ど我流なので、もっと早く出来る方法はあると思うが、よく分からない…」
「いつかは勉強しないといけないとは思っているが…」
　

沢山のお問合せの中で、そういった声を多くいただきます。
この記事では、そういった方へのデジタルスキルの向上が未来への投資であることを探り、具体的なアクションプランを共有したいと考えています。

まず、当教室の生徒さんで今年、小学校のPTAの役員になられた生徒さんのお話しです。
30代、40代の父兄の方々の殆どの方がパソコンが使えないというお話しを頂きました。
その為、PTAの活動資料などが遅延してしまうと…
連絡事項などはLINEを使って行っているらしいのですが、資料作成やスマホで無理な場合はパソコンを使って共有すればスピーディーに行えるものが逆に使えない方が殆どの為、困っていると…(私的には過去の経験からもたいして驚く事はありませんでしたが、それが20年くらい前から何も変わっていないという事に驚きますね…)
　

世の中がこんなに急速に進化していく中で、日本という国の停滞状況。
まさに「失われた20年」から「失われた30年」という言葉が、身近だなと改めて感じます。
ただ、私が考えるのは30代と40代の女性がパソコンを使えていないという状況は、一般的には珍しいことではないと考えます。
これはいくつかの理由が考えられます。
　

【デジタルデバイドの影響】
パソコンやインターネットの利用が普及する前に生活を始めた世代の人々は、デジタルデバイド(デジタル技術の利用にアクセスできない状態)の影響を受けやすいです。彼らはテクノロジーを使い始めるのが遅く、学ぶのが少し難しい場合があります。
スマホの普及により大きく変化したとは思いますが、パソコンに関しては上記で記載した事が当てはまっていると感じます。

【教育の不足】
パソコンやインターネットの基本的な知識を習得する機会が不足していることがあります。
学校や仕事でこれらのスキルを習得する機会がなかったり、不足していたりすることがあります。

【恐れや不安】
テクノロジーに対する恐れや不安がある場合、パソコンを使おうとする意欲が低くなることがあります。
セキュリティの問題や情報の取り扱いに不安を感じることも考えられます。

【環境の影響】
周りの人がパソコンを使わないか、あまり使わない環境にいることが、自分も同様にパソコンを使わない理由となることがあります。
これは大きいですね。
周りが使えないから、まだ私も大丈夫…
例えていうなら、最近太ってきたな…
でも、友達や周りを見てみると、まだ私も大丈夫かなと…(私自身のお話しです(笑)

だからこそ、私たちパソコン教室を運営している側として、これらの人々にとってパソコンやインターネットは非常に便利で、生活のさまざまな側面で役立つという事をしっかりとお伝えしていかないといけない、発信していかなければと常日頃から考えています。
　

そういった方々にに基本的なパソコンスキルを教え、デジタルワールドへのアクセスを支援することで、彼らの生活の質を向上させる手助けをしていかなければと。また、教室での雰囲気や教材、教授方法に工夫を凝らし、生徒の方たちがリラックスして学べるように心掛けることも重要だとも考えます。
恐れや不安を取り除き、楽しみながら学べる環境を提供することで、生徒のモチベーションを高めることが出来る教室が不可欠であると。
最終的に、パソコン教室を通じて、30代と40代の女性にパソコンスキルを教えることは、彼らの個人的な成長やキャリアの向上に貢献できると信じています。

「これからのパソコンを使えていない30代と40代が行わないといけない『行動』とは？」

【パソコン教室やオンラインコースへの参加】
パソコン教室やオンラインコースを受講することで、基本的なパソコン操作から「Word]「Excel」「Power Point」は必須。
インターネット利用、メールの送受信など、必要なスキルを身につけることができます。これらのプログラムは初心者向けから上級者向けまでさまざまなレベルで提供されています。

【自己学習】
インターネットを活用して、無料のオンラインリソースやチュートリアルを利用して自己学習を行うことができます。
YouTubeやウェブサイト、ブログなどには、さまざまなパソコンスキルに関する情報が豊富にあります。

【実践】
パソコンスキルを向上させるためには実際にパソコンを使うことが不可欠です。日常的なタスクや趣味を通じてパソコンを活用し、スキルを向上させましょう。たとえば「Word」で文書を作成したり、「Excel」で家計を管理したり、オンラインショッピングを試したりすることが役立ちます。
買い物などは、殆どの方がスマートフォンを利用すると思いますが、パソコンでやってみると、パソコンへの恐怖心がなくなったり、パソコンに慣れるといった観点からも私はお勧めします。

【質問とコミュニケーション】
パソコンスキルを向上させる際に分からないことや疑問点が出てくることがあります。
周りの人やインターネットコミュニティなどに質問し、助けを求めることが大切です。
他の人からのフィードバックやアドバイスを受けることで、学びが深まります。

【継続的な練習と挑戦】
パソコンスキルは継続的な練習が必要です。
難易度を上げて新しいスキルやアプリケーションに挑戦することで、スキルを向上させることができます。

【セキュリティ意識】
パソコンを使う際にはセキュリティ意識も大切です。
パスワード管理やウイルス対策ソフトのインストール、フィッシング詐欺などに注意を払いましょう。

【専門家の支援】
必要に応じて、専門家やテクニカルサポートに相談することも考慮してください。特にセキュリティや重要なデータの取り扱いに関するアドバイスは重要です。

デジタルスキルは現代社会で非常に重要なものとなっており、これらのスキルを向上させることは個人のキャリアや日常生活に大きな影響を与えます。
積極的に学習し、実践していくことが、30代や40代の方にとって有益な行動です。

では今のこの現状を今後も、今の状況のまま放置しておくと今後、彼女たちの未来はどうなるのでしょうか？
30代や40代の女性がデジタルスキルを向上させずに今の状況を放置した場合、将来的にいくつかの課題が生じる可能性があります。
　

【キャリアの制約】
デジタルスキルが不足していると、多くの職場で求められるスキルセットを満たせない可能性が高まります。
結果としてキャリアの制約が生じ、昇進や新しい職の機会が制限されるかもしれません。

【経済的な不利益】
デジタルスキルを持たないことが、高収入の仕事や副業の機会を逃す原因となります。
デジタルスキルは、オンラインでのビジネスやリモートワークにも不可欠です。

【社会的孤立】
デジタルテクノロジーはコミュニケーションや情報アクセスの手段としても重要です。
デジタルスキルを持たないと、オンラインでのコミュニケーションや情報収集が制限され、社会的な孤立感が生じる可能性があります。

【教育や家庭生活への影響】
デジタルスキルを持たないことが、子供の教育や家庭生活にも影響を及ぼすことがあります。
デジタルスキルは学習支援や情報収集の面でも役立ちます。

【セキュリティリスク】
インターネットやデジタルデバイスを安全に利用するためのスキルが不足している場合、セキュリティリスクにさらされる可能性が高まります。
フィッシング詐欺やデータ漏洩などの脅威から身を守ることが難しくなります。

これらの課題は避けられるものではありませんが、対策を講じることで緩和できます。
30代や40代の女性がデジタルスキルを向上させるために努力し、学び続ける姿勢を持つことは、将来の成功と幸福に向けた重要なステップです。
また、地域社会や教育機関、雇用主などもサポートを提供することで、デジタルディバイドを縮小する助けとなります。