『給与アップの現実と企業の対応策|報道の給与UP&人材不足の私たちの未来は?』
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1月に全国で倒産した企業は830件となり、1月としては11年ぶりに800件を上回りました。
物価高による節約志向や人手不足が背景にあり、倒産件数が前年の同じ月の水準を上回るのはこれで33か月連続となります。
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こういった企業倒産がデータでも表せれている通り、決して景気がいいとは言えない状況下ですが、私自身は単純に給与アップと楽観的に考えることに危惧を感じます。
確かに今の急激な物価高騰の中では30年間給与が上がっていない日本では当然と言えば当然かもしれません。
しかし仕事が出来る人と出来ない人に同じ給料(賃金UP)を行えるのでしょうか?
私自身も中小、零細、個人事業主の集まりや交流会に足を運び、経営者の方とお話しする機会を最近は増やしていますが、NEWSで言っている内容と経営者側との考え方には大きな「差」があると感じます。
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大企業とは全くと言っていいほど乖離している。
地方と大都市圏の考え方も同様です。
本日のBLOGは、そのあたりの今後の未来についてかなり切り込んでいこうかと思います。
(部分的に個人的見解が含まれている部分があるかもしれませんが、ご理解の程宜しくお願い致します)
【「仕事ができる人」と「できない人」に同じ給料を払えるのか?】
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現実問題として、仕事の成果に関わらず、一律で賃上げを求める動きがあるのは事実ですが、経営者側からすれば「成果を出している人」と「最低限の仕事しかしていない人」を同じ待遇にするのは難しいでしょう。
「企業側ができる対策」
✅ スキル向上による生産性アップ
企業の売上を増やし、利益を確保できれば、その分を給与に反映しやすくなる。
✅ コスト削減・効率化
業務の無駄を省き、余剰コストを削減することで、給与に回せる資金を確保する。
✅ 副業・兼業の許可
企業単体で賃上げが難しい場合、社員が副業で収入を補填できるような仕組みを作る。
✅ 価格転嫁の工夫
取引先や顧客に適正価格を提供することで、企業としての利益を確保する。
✅ 政府の補助金・助成金の活用
賃上げ支援の制度を活用して、企業負担を軽減する。
【大都市圏と地方の格差問題】
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給与アップに関して、大都市圏と地方では状況が異なります。
大都市圏では企業の競争が激しく、人材確保のために賃金を上げる動きが比較的見られますが、地方では企業の利益率が低く、賃上げの余裕がない場合が多いのが現実です。
また、地方では物価が比較的安いと言われることもありますが、生活コストは決して低くはなく、都市部との差が広がることも懸念されます。
加えて、地方では仕事の選択肢が限られるため、給与が上がりにくい構造が根強く残っています。
【結局、現実的な解決策は?】
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短期的には「少しずつ賃上げしつつ、社員の生活を守るための補助策を考える」ことが必要ですね。
長期的には「企業が利益をしっかり出せる仕組みを作る」ことが最も重要です。
また、社員側も「ただ待つ」のではなく、自らの市場価値を高める努力が求められています。
すべての人が一律に給与アップするのではなく、スキルや成果によって差がつくことを理解し、成長していく姿勢が大切です。
給与アップの問題は単純ではありませんが、企業と社員が協力し、持続可能な成長を目指すことが、最も現実的な解決策ではないでしょうか。
💡 付加価値の高いビジネスモデルへの転換
→ 「安くて質の良いもの」ではなく、「地方ならではの価値を活かした商品・サービス」を強化する。
💡 リモートワークを活用して都市部の仕事を受注
→ 地方でも都市部の高単価な案件を取れる仕組みを作る。
💡 副業・兼業の推奨
→ 企業単体での賃上げが難しいなら、社員の収入源を増やす仕組みを作る。
💡 地方独自の補助金や支援策の活用
→ 国の政策だけでなく、自治体ごとの支援策をうまく活用する。地方の企業は都市部とは違う形で生き残る戦略を考える必要がありますね。
単純に「給与を上げる」のではなく「どうすれば地域経済が活性化するのか?」を企業も個人も一緒に考えることが重要になってきていると思います。
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次に「人材不足」について考えていきたいと考えます。
NEWなどで取りだたされている「人材不足」…
何もかも、この一言で済ませている傾向が見受けられます。
企業側からも、働きたい人は沢山いると伺います。
ただ、中途採用の場合だとマッチング出来ていないといった意見を経営者側からお聞きします。
要は企業が求めるスキルが足りていない。
いい人がいれば、採用したいが、その人材がいないという事です。
少子高齢化でさも人材不足のように受け止めてしまう傾向に皆さんの思考がいっているような報道が多い気がします。
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例えば現場仕事でも、暑い、寒いといった中で、いわゆる3K(キツイ、きたない、危険)といった作業と言われていましたから、その分給与面がいいという魅力がありました。
私自身も、高校を卒業後、勉強も大してしておらず、学歴がないといった考え方から、手に職を付けるという考え方のもと、現場仕事を選びました。
嫌々ではなく、父親が大工ということもあり、幼少期からそういった大人と関わる事も多く、自分の先輩もそういった人が周りに多く居られ、アルバイトなどでもそういった仕事を選んできました。
確かに暑さや寒さは厳しかったですが、仕事は楽しかったし、それなりに通常の同年代の人よりも仕事よりも対価は良かったですね。
現場仕事でも十分に対価以外に、やりがいや魅力は沢山あります。
昨今は、物価の高騰などにより、そういった給与面の問題や若者の意識の低下や考え方が意識低下に繋がっているとも言われています。
対価、やりがい、そういった企業努力の問題も人材不足に繋がってきているのかと感じます。
【現場仕事の「対価」と「やりがい」】
現場仕事に関しても、昔は「3K」でも給与が高く、手に職をつけられるという魅力がありました。
しかし今は、「きついのに、給与も上がらない」状況になりつつある のが問題です。
また、若い世代が「手に職をつける」という考え方を持ちにくくなっている のも影響していると思います。
若い時から職人の世界を身近に感じていたり、やりがいや報酬に納得して選ぶ人が減り「なんとなく大変そうだから避ける」という意識が広がっている のも要因です。
「人材不足」=単なる労働人口の減少 ではなく、企業が求めるスキルと、求職者が持つスキルのミスマッチが問題 というのは、まさに現場の経営者が実感していることですよね。
【「人材不足」の本質は、マッチング不足】
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ニュースでは「少子高齢化=人が足りない」と単純化して語られがちですが、働きたい人はいる のに、企業が求めるスキルや意識を持った人材がいない、という問題が大きい。
特に中途採用の場合「即戦力」が求められるのに対して、求職者は「経験がないと採用されない」というジレンマを抱えています。
企業側としても「良い人がいれば採用したいが、その人がいない」となると、結果的に人材不足のように見えてしまうんですよね。
「人材不足」を解決するために必要なこと
💡 スキルアップの場を提供する
→ 企業側が「育成する意識」を持ち、未経験でも採用して、しっかり教育する仕組みを作る。
💡 賃金とやりがいのバランスを見直す
→ 仕事内容と報酬のバランスが取れれば、敬遠される仕事でも希望者が増える可能性がある。
💡 仕事の魅力を正しく伝える
→ 現場仕事のリアルな魅力や、将来的な安定性をもっと発信していく。
【「人材不足」と言われる仕事でも、人が集まる企業はある】
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実際に、同じ職種でも人が集まる企業とそうでない企業がある のは、企業努力の差が大きいからですよね。
・「教育制度が整っている企業」
・「給与や待遇が明確に魅力的な企業」
・「社員のやりがいを引き出す工夫をしている企業」
こうした企業は、「人材不足」と言われる中でも、人が集まっています。
結局、「企業努力が足りない部分もある」のに、ただ「人材不足」と言ってしまうのは短絡的だと感じます。
現状維持でいいいといった方や、近い未来もどうにかなるだろうと楽観視されている人はそれでいいと思いますが、現状を変えていきたいと考えている人について私達は何をしていけばいいのでしょう?
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この状況を打破するためには、スキルアップとマインドセットの変化が欠かせません。スキルを高めることで、新たな役割やチャンスを得ることができ、同時に自分自身の市場価値を高めることができます。また、マインドを変えることで、自分の価値を正しく認識し、必要な努力をし続ける姿勢を持ち続けることが重要です。
特に、今後のキャリアにおいては柔軟性や自己改善を重視することが求められると思います。自己成長を続けることで、より良い機会を得ることができ、周囲と差別化することができるはずです。
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必要なことを具体的に具現化するためには、以下のステップを踏む事としてまとめてみました。
1. スキルアップ
- 自己分析: 自分が持っているスキルと、今後市場で求められるスキルをリストアップし、ギャップを特定します。例えば、デジタルスキルやマネジメント能力、語学力など。
- 学習計画の作成: スキルアップのために必要な資格やオンラインコースを選び、段階的に学んでいく計画を立てます。
- 実践の場を増やす: 例えば、プロジェクトへの参加や副業を通じて実務経験を積むことで、スキルを実践的に磨きます。
2. マインドセットの変化
- 成長思考(Growth Mindset)の養成: 挫折を恐れず、失敗から学ぶ姿勢を持つことが大切です。「できるかもしれない」という気持ちを持ち、挑戦し続けることが必要です。
- 自己肯定感の向上: 自分の強みや過去の成功体験を振り返り、自分を肯定することで、次に挑戦する意欲が湧いてきます。
- 目標設定: 明確な短期・長期の目標を設定し、その目標に向かって日々小さなステップを踏んでいくことで、達成感を得ながら前進します。
3. ネットワーキングとコネクションの強化
- 業界のイベントやセミナーに参加する: 他の業界のプロフェッショナルや同じ目標を持つ人たちとつながることで、新しい情報やチャンスが得られます。
- SNSやオンラインプラットフォームを活用: LinkedInなどを使って、関心のある業界のリーダーや企業と直接つながり、インスピレーションを得ると共に、新しいチャンスを探ります。
4. 柔軟なアプローチを取る
- 変化に対応する: 社会や仕事の環境は常に変化しています。変化に柔軟に対応できるよう、時折自分の立ち位置を再評価し、新たなスキルや視点を取り入れていくことが重要です。
- 積極的にフィードバックを求める: 自分の成長には他者からのフィードバックも不可欠です。定期的にフィードバックを求め、自分の課題や強みを把握します。
5. 具体的な行動を続ける
- 日々の積み重ね: 大きな成果を上げるためには、日々の小さな努力の積み重ねが重要です。例えば、毎日30分の勉強や、週に1つ新しいスキルを習得するなど。
- 定期的な見直しと調整: 自分の進捗を定期的に見直し、計画を調整していくことで、目標に向けて着実に進みます。
【最後に】
「給与が上がる」という風潮が報道やメディア、SNSでよく取り上げられていますが、現実は必ずしもその通りではありません。給与アップを実現するためには、単に運を待つのではなく、自分のスキルやマインドセットを常にアップデートし、自己成長に投資することが不可欠です。
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企業の求める人材像に合致し、市場価値を高めるための努力は一朝一夕で得られるものではありません。
しかし、自己成長を続けることで、より良いチャンスを得られることは確かです。
情報に踊らされず、自分自身の力を信じて、前向きに行動し続けることが、結果として大きな変化を生み出す力となるでしょう。」
共に「最近、よく耳にする「人材不足」という言葉。
しかし、その裏にはもっと深い問題が隠れています。
実際には、人材不足といわれる一因として、多くの企業が求めているスキルや特性にマッチした人材を見つけられていないという現実があります。
つまり、単に人材が足りないのではなく、企業と求職者との間でミスマッチが生じているのです。
この状況を打破するためには、スキルを高めることや柔軟なマインドを持つことが欠かせません。
自分の市場価値を理解し、常に学び続けることで、企業の求める人材像に近づき、チャンスをつかむことができるのです。
人材不足という言葉に惑わされるのではなく、自分の成長を日々意識し、積極的に変化に対応していくことが大切です。
会社側だけの問題でもありません…
但し会社側がウェイトを占めている割合が多いのも事実です。
働く側の責任はないのか?
それもどうかなと思います。
その仕事、あなたじゃないと出来ませんか?
例えば3年前から、あなた自身の社内のスキルや、出来る事は増えていますか?
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要は今の時代、生き残るためにはお互いが「共存共栄」していかなければ共倒れになってしまいます。
勿論、雇用の場もドンドン減っていってしまいます。
だからこそ、変化に対応できる企業や人材にならなければいけないと私は思います。
会社の「愚痴」ばかり言っていても何も変わらないし、あなた自身も変わらないでしょう。
愚痴は1~2回で終わらせて、自分を客観的に見直し足らないものがあるならば行動するのみです。
そして継続させることです。
それ以上も、それ以下もありません。
あるとすれば「転職」くらいですかね(転職も自分を客観的に見えていないならば以前の退職した会社と同じ結果となるでしょう)
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「給与が少ない」と世の中の風潮に流されて同調して言っている方。
あなたは頂いている給与に見合った仕事を本当にしていますか…!?
「MIND SET」
”ワンクリックで、未来は選択肢に溢れている!!”
「就活」「転職希望」「会社内」でパソコンの事を聞けず、悩んでいるあなた…
それ、全部 ”パソコン駆け込み寺 岡山下中野教室”にお任せ!!
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「あなたの未来のための学校」
” School for your future”
本気で知りたい人だけにコツをお伝えいたします。
「初心者だから初めが肝心!!」
「あなたの街のパソコン駆け込み寺」
「お婆ちゃんでも、出来るWord、Excel」
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