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『仕事に情熱を持てない人が増えている理由:人材育成と適材適所の重要性』

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近年、職場で「情熱を持てない」と感じる人が増えているように思います。
昔から一定数は存在していた「仕事に対する情熱が薄い社員」ですが、今はその割合が高くなっているような気がします。
その背景には、個人や組織が抱える様々な要因が絡み合っていると感じます。

私自身も長いサラリーマン生活の中で、少なからず社員を育成し、共に成果を上げたり、時には苦しんだりしてきましたが、なぜこのような状況が生まれているのかについて、少し振り返ってみたいと思います。


情熱を持てない理由はどこにあるのか?】

仕事に情熱を持たない社員が増える理由には、個人のモチベーションや組織のマネジメントに関する問題があると考えます。
これを見極めるためには、以下のような視点が重要です。

  1. 過度な業務負担と成長機会の不足」
    ・現代の企業では、スピード感が求められ、効率化を進めるために社員に与える業務が過密になっていることが多いです。
    しかし、成長の機会が不足していると、社員は自分の仕事に対して情熱を感じにくくなります。
    目の前の業務をこなすだけで手一杯になり、自己成長やキャリアアップの実感を得ることが出来ません。
  2. フィードバック不足と評価の不透明さ」
    ・評価やフィードバックが不十分だと、社員は自分の努力が報われているのか、改善すべき点がどこにあるのかを知ることができません。
    特に、上司からの指導や感謝の言葉がないと、モチベーションが低下しやすく、情熱を持てない状況が続くことになります。
  3. 適材適所が出来ていない」
    ・そして最も大きな問題は、社員一人ひとりの強みを適切な役割に割り当てることができていないケースです。
    無理に適応させることは、社員のモチベーションを低下させ結果として「情熱を持てない」という状況を生み出します。

実例:情熱を見つけるために必要な「適材適所」】

私自身、人材育成に携わる中で、いくつかの成功例と失敗例を経験してきました。
それらを通して「適材適所」こそが、社員の情熱を引き出すカギであることを実感しました。

成功事例:アイディアマンを活かした部署変更」

以前、私が担当していた部署で、ある社員に関する話です。
この社員は最初、一般社員から管理職候補として社内マネジメント業務を任せる方向で動いていましたが、どうしても業務が上手くいかず、成果を上げられませんでした。
しかし、その社員のアイディア力を見抜いた私は、彼に別の役割を与えることにしました。

その役割は、工程改善の担当でした。
結果的に、彼は業務効率を改善し、コストダウンに繋がるアイディアをいくつも出し、部門内でも注目される存在となりました。
このように、彼の得意分野を活かしたことが、彼自身のモチベーション向上にも繋がり、組織にも貢献する結果を生みました。

失敗事例1.:成長意欲の欠如による退職

ある中途採用の若手社員のお話しです。
上司の一人から管理職候補として教育を進めていましたが、「挨拶が出来ない」 「コミュニケーション能力」 「言い訳癖」 「責任感」 といった問題があり、以前の会社でも長続きしておらず「継続力のなさ」も仕事に出ていました。
結果、社内全体で話し合った結果、中間管理職の教育はいったん白紙状態に戻し、作業者として働いて頂く事に落ち着きました。
そうでないと、社内全体が上手く回らないと判断し、社内会議でも結果それで良かったという結論となりました。

このような事例を通して、情熱を持てない原因の一つは、本人の意識と周囲の環境のミスマッチであることが分かりました。
指導者としては、どれだけ育てようと思っても、本人が変わりたいと意識しない限り、育成は難しいのです。

失敗事例2.:他責思考と責任転換による自業自得の結果


中堅社員でパソコン業務が必要な場合でも、自分で向上心がなく、管理職が見ていないところで他の人間にやらせ、さも自分がやったように説明をしていた従業員も居られます。
結果、当然のようにバレましたが(笑)
10数年、そういった仕事をしてきていたのでしょう。
それを見抜けなかったのか、見て見ぬふりをしてきた会社側の問題なのか、私より先に入社していた先輩社員のお話しです。
他の仕事の中でも、そういったケースが多く、上司との面談を繰り返す中で、自分から離職しました。

他にも結果を出した社員、出なかった社員も当然居られます。
今回は3件の例を挙げてみました。


情熱を取り戻すために求められるもの

情熱を持てない社員をどうしたら改善できるのか?
まず、組織としては適材適所を意識し、社員一人ひとりが自分の得意分野で力を発揮できる環境を作ることが最も重要です。
そして、次にコミュニケーションとフィードバックの重要性を再認識する必要があります。

  1. 成長意欲を引き出す役割の変更」
    ・社員に成長の機会を与えることで、情熱を持たせることができます。
    そのためには、社員が興味や強みを発揮できる役割を見つけ、積極的に任せることが重要です。
  2. フィードバックを通じて改善を促す」
    ・定期的なフィードバックと感謝の言葉は、社員のモチベーションを高めるために必要です。
    ・正しい方向に向かっていることを伝えることで、社員は自信を持ち、仕事への情熱が湧いてきます。
  3. 「チームとしての目標を共有する」
    ・チーム全体で目標を共有し、その目標に向かって協力し合うことで、社員個々の仕事に対する意識も変わり、情熱を持って取り組むようになります。

「働き方改革」も一つの要因】

「働き方改革」が進み、働き方に対する意識が大きく変わる中で「情熱を持てない社員」が増えたと感じる背景には、いくつかの要因が絡み合っていると思います。

働き方改革が本格的に進んだ時期から、確かに表面的には働き方がより柔軟になったり、労働環境が改善されたりしているように見えます。
しかしその一方で、過度な効率化やスピード重視が強調されすぎ、社員一人ひとりの成長や成就感を感じる時間が奪われていることもあるように感じます。

また、成果主義が強化される中で、個々の社員が結果を求められるプレッシャーを感じ、モチベーションを持ち続けることが難しくなっているケースも多いです。
上司からの具体的なサポートがなく、自分のペースで成長するチャンスが限られたままだと、情熱を持つことが次第に難しくなるという問題が起こります。


【「働き方改革」後に増えた問題】

  1. 過度な効率化とスピード感の強調」
    ・働き方改革の一環として、効率化や業務のスピードが強調されるあまり、一つひとつの仕事に対する深い思考や工夫が減少しています。
    その結果、社員は「ただ仕事をこなすだけ」の感覚に陥り、情熱を持つことが難しくなっています。
  2. 人員削減と過重労働の増加
    ・働き方改革が進む中で、人員削減が行われる一方で、残された社員にはますます過重な仕事が課されることが多くなっています。
    これが精神的なストレスとなり、モチベーションを保つのが難しくなります。
  3. 一律の目標設定と成果主義の偏重」
    ・働き方改革の名の下で、個人ごとの目標設定や評価が一律化されることが多くなり、社員が自分の強みを活かす機会が減ってしまいます。
    自分の得意分野を生かせないと、情熱を持って仕事に取り組むことが出来なくなります。

成功事例と失敗事例から学ぶ】

私自身も、働き方改革が進んだ時期に多くの社員を見てきましたが、自分の強みを発揮できない環境にいると、どうしても情熱を持ち続けることが難しいという現実を目の当たりにしてきました。

例えば、アイディアマンの社員が、業務の効率化や改善に力を発揮し、目に見える成果を上げることができた事例があります。
これは、社員が自分の強みを活かせる仕事を与えられたことが大きな要因でした。

一方で、成長意欲が低い社員に対しては、適切な指導を行い、少しずつ責任感やコミュニケーション力を高めていこうと試みましたが、最終的には自己成長を求める意識がない限り、どれだけ努力しても成果に繋がらないという現実がありました。


「働き方改革」の本当の意味】

働き方改革の本質は、社員一人ひとりのライフスタイルや価値観を尊重し、その人が最大限に活躍できる環境を作り出すことにあります。
しかし、それが一方的に効率化やスピード重視に偏ると、社員のモチベーションや情熱を削ることにも繋がりかねません。

情熱を持てない社員が増えた原因として、働き方改革が進む中で「社員個々の強みを活かす」ことよりも「即効性を求める」環境が強調されすぎたことがあるのではないかと感じます。
時間をかけて育てる余裕や社員が自己成長できる機会を提供することが、今後の改革においてはもっと重視されるべきだと思います。


まとめ】

情熱を持てない社員が増えている背景には「過剰な業務負担や成長機会の不足」「適材適所の欠如」など、組織のマネジメントが大きな影響を与えていると考えます。
しかし、適切な育成やフィードバック、そして社員の強みを活かした役割の変更によって、その情熱を再び引き出すことが可能です。

働き方改革が進む中で、社員の情熱を引き出すためには、効率化やスピード重視だけでなく社員一人ひとりの強みを生かし、成長を支援する環境づくりが必要です。
過度に業務を効率化し、スピードを重視するあまり、社員が自己成長を感じられない環境が情熱を失わせる原因となります。

そのため、適材適所を意識した人材育成や、個々の成長をサポートする姿勢が、今後の企業の発展には欠かせないと感じています。
情熱を持てない社員が増えている現代において、一人ひとりの成長と企業全体の成果を両立させるための改革が求められているのです。

人材育成には時間がかかりますが、社員一人ひとりの強みを理解し、適材適所を実現することが、組織の成長を加速させ、社員自身の情熱を引き出すための鍵だと感じています。
情熱を取り戻すために、私たちはまず、一人ひとりをしっかり見守ることから始めなければなりません。

ただ会社側の問題、考え方と働いている人自身の問題が必ずしもマッチングしているとは限りません。
簡単に言うと「私は出来る」と本人は感じていても、会社側から言うと「まだまだ無理だな」と感じているケースは当然のようにある場合もあります。
その逆のパターンもしかり。
「自己分析」「社内での上司とのコミュニケーション」「ターゲットプラン」などを利用して自分を客観視していく事も必要だと思います。
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