2025.10.07 office

「失われた30年」から日本は変われるのか？｜高市新総裁誕生と私たちの働き方の行方

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【女性初の総裁誕生―「大逆転劇」が示したもの】

10月4日に行われた自民党総裁選では、高市早苗氏が見事に逆転勝利を収め、女性として初めて総裁の座に就きました。
この出来事は、単に政権交代という政治的ニュースにとどまらず、日本社会にとって「変化への兆し」として注目されています。

ただ、多くの国民が感じているのは「本当にこれで日本は変わるのだろうか？」という疑問ではないでしょうか。

【”失われた30年”を取り戻せるのか？】

バブル崩壊後の1990年代以降、日本経済は長く停滞が続き“失われた30年”と呼ばれてきました。
賃金はほとんど上がらず、物価だけが上昇し、国際的な競争力も低下。
一方でテクノロジーや世界情勢は大きく変化し、国民の働き方や価値観も多様化しました。

その結果、もはや当時の“成長モデル”をそのまま再現することは不可能です。
「元に戻す」ではなく「新しい日本を創り直す」ことが、これからの課題です。

【これからの日本経済が目指すべき方向】

高市新総裁が掲げる「経済再生」や「成長戦略」は、今後の焦点になります。
しかし、政治のリーダーシップだけで国全体が変わるわけではありません。
社会の構造そのものが変わりつつある今「私たちの働き方」「生き方」にも大きな変化が求められています。

ここで重要なのは「量の成長」ではなく「質の成長」へシフトすること。
つまり、GDPや売上ではなく“人の力”に焦点を当てた成長です。
即効性はありません。
高市氏ご本人も言われていましたが、
「日本に時間がないことは分かってはいるが、数年は掛かる」

【これから変化していく働き方】

今までのBLOGの中でも何度も記事にさせて頂きましたが、これからの日本では“安定”よりも“柔軟性”が重視される時代に入ります。
企業も個人も、環境に合わせて形を変えていく力が必要です。

✅「ジョブ型雇用の拡大」
　「年功序列」「終身雇用」ではなく、スキルや役割に応じた契約が進みます。
✅「副業・兼業の一般化」
　1つの会社に依存せず、複数の収入源を持つことが当たり前になります。
✅「リスキリング（学び直し）の重要性」
　AIやデジタル技術が進む今、“学び続ける人”が生き残ります。
✅「フリーランス・個人起業の増加」
　インターネットの普及により、地方からでも自分のビジネスを始められる時代になっています。
✅「テレワークやオンラインの定着」
　都市集中から地方分散へ。
働く場所の自由度がさらに高まります。