2025.12.02 office

『カスタマーハラスメントから会社の人間関係まで｜結局すべて“自分勝手”が生む問題だと思う理由』

近年「カスタマーハラスメント(カスハラ)」が大きな社会問題として取り上げられるようになりました。
ニュースやSNSでも、心無い言動に悩む従業員の実例がたくさん紹介されています。

しかし最近、私自身が強く感じていることがあります。

確かにカスハラは許されませんが、される側にも原因があるケースが少なくないのでは？

ということです。

あくまで「責任の所在」を曖昧にするつもりはありません。
ただ、現場を見ていると 「あれでは相手が怒るのも無理はないな…」 と感じる対応も確実に存在しています。

ここでは、私が日常で感じてきた “自分勝手さ” について、カスタマーハラスメント(カスハラ)から運転マナー、そして会社内の人間関係まで、ひとつの流れとしてお話ししたいと思います。

【カスハラの理由の一部は“対応する側”にもある】

もちろん、暴言・威圧・無理な要求などは論外です。
しかし「あれ？この対応はどうなの？」と思う店員や企業側の態度も、現実には存在しています。

たとえば、当教室には営業電話がよく掛かってきます。
こちらが「必要ありません」と丁寧に伝えても、勝手に話し続けたり、被せて話したり、最悪の場合は途中で電話を切る人までいます。

こうした対応に共通しているのは、明らかに、

✅「相手を尊重する姿勢がない」
✅「自分の都合だけを押し付けている」
✅「コミュニケーションする気がない」

という点です。

これでは、相手が不快に感じるのも当然です。
そして不快感は、怒りのトリガーになりやすい。

つまり、カスハラの「火種」を作ってしまっているケースもあるということです。

【車の運転でも“自分勝手”がトラブルの原因!?】

これは多くの方が共感されると思います。

最近はあおり運転が頻繁に問題になりますが、私自身、運転中にこう感じる場面が多々あります。

❌「強引な割り込み」
(危険を感じる場合も多い)譲っても、会釈どころか目も合わせない
❌「サンキューハザードすらしない」
❌「周囲を無視して自分だけ進もうとする行動」

こうした行動はすべて、
「自分さえ良ければそれでいい」という思考の表れです。

そして、これが知らないうちに周囲をイライラさせ、
ときにはあおり運転のきっかけにもなっています。

心理学で言えば、
人は ”自分の好意（＝譲る行為）が無視されると強い不快感を覚える” とされます。
だからこそ、たった一瞬の「ありがとう」で気持ちは大きく変わるのです。

ここにも共通していることがあります。

✅「相手への配慮が欠けている」
✅「“自分の目的だけ”が最優先になっている」

これがトラブルの根です。