『”健康より大切な仕事はない”|生徒さんから学んだ“職場選び”の本当のポイント』

最近、生徒さんから「実は1ヶ月で退職しました…」というご報告を受けました。
6ヶ月間しっかり学び、MOS資格(Word・Excel)を取得して、10月に事務職として就職。
やっと掴んだ新しい一歩でしたが、そこで待っていたのは予想外の環境でした。
その生徒さんは、以前の職場で10年勤務し、人間関係に悩み続けて体調を崩された経験があります。
だからこそ今回は慎重に、ゆっくりと復帰を目指して頑張ってこられた方です。
しかし、新しい職場での環境は?
教育係になって頂いた女性は10歳年下の方だったらしいです。
待ち受けていたのは…
✅「管理者が現場を把握していない」
✅「教育係が高圧的」
✅「説明は「一回しか言わないからね」という乱暴さ」
✅「新人がつまずく環境がそもそも整っていない」
✅「上司も「こういうケース、過去にも多いんですよ」と認めている」
こんな状況でした。
たった1ヶ月でも、心と体が限界だったそうです。
私は話を聞いて、まずこうお伝えしました。
「健康面がいちばん大切です」
「焦る必要はありません。無理をするとロクなことがありません」
「身体が壊れてしまえば、働きたくても働けなくなります」
幸い、生活がすぐに追い込まれる状況ではないとのこと。
だからこそ今は、“次のチャンス”よりも“自分の回復”を優先するべきだと、強くお伝えしました。
【今回のケースから見えた「職場の危険サイン」】

最近、本当に増えています。
若手の教育が乱暴だったり、上司が現場をまったく把握していなかったり…。
以前のブログでも書きましたが、
「自分勝手な教え方」「上司の役割放棄」が原因で新人が潰れていく構造は、どこの現場でも起きています。
今回の出来事は、それがまた裏付けられた形でした。
【私が生徒さんに伝えた“やってはいけないこと”】

以下のような行動は、働き始めたばかりの人ほどやりがちです。
しかし、これらはむしろ自分を追い詰める原因になります。
✅「無理をして頑張りすぎる」
✅「周りに合わせて自分を犠牲にする」
✅「体調不良を「気のせい」と思い込む」
✅「教え方が乱暴でも我慢してしまう」
✅「環境が悪いのに「自分のせいだ」と責めてしまう」
これらはすべて”危険信号”です。
特に「教育係が乱暴」「説明しない」という職場は、
新人がミスをして追い詰められることが前提になっています。
どれだけスキルがあっても、
”環境が悪ければ続けるのは不可能です”
【逆に“安心して働ける職場”の見抜き方】

✅「新人教育に時間をかけてくれる」
✅「質問しやすい雰囲気がある」
✅「若手社員が定着している」
✅「上司が現場を理解している」
✅「困った時に相談できる相手がいる」
ひとつでも欠けている職場は注意が必要ですが、
今回のケースは ”すべて欠けていた”と言っても過言ではありません。
退職は「逃げ」ではなく、
むしろ自分の人生を守るための“正しい判断”だったと思います。
【最後に——この記事を読んでいるあなたへ】

仕事は大切ですが、
”健康より大切な仕事はありません”
焦って転職を決めたり、
「せっかく入ったから」と無理して続けたりすると、
”心”も”身体”も壊れてしまいます。

”スキルは裏切りません”
そして、チャンスは必ず来ます。
チャンスが来た時に力を発揮できるかどうかの為の”スキル”でもあります。
今回の生徒さんも例外ではありません。
資格も努力も、すべて”次へつながる力”になります。
どうか「自分の心と身体をいちばん大切」にしてください。
頑張ってない人は、それなりに…
そして頑張った人がキチンと報われる。
そんな当たり前の社会に戻って欲しいと思います。
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